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注文住宅と健康


注文住宅と健康

注文住宅と健康私たちの健康を考えるとき、家を切り離して考えることはできません。「その家自体が健康でないと、住まう私たちも健康ではいられない」と言っても過言ではないのです。健康的に暮らすためにはどうしたらいいのか?身近なテーマを取り上げて、家と健康を考えてみました。

1.住まいの換気を考える

換気はどうして必要なのでしょう?

私たちのカラダや脳がきちんと働くためには、呼吸によって常に新鮮な空気を採り入れることが必要ですね。これは、住まいにとっても同じこと。ホコリや湿気、そして家具などから放出される有害物質ホルムアルデヒドなどが、住まいの空気を汚しつづけます。住まいとそこに暮らす私たちの健康のためにはこの汚れた空気を追い出し、いつもキレイにしておく必要があるのです。

「呼吸」にも「換気」にも最適な回数があります。

ところで、私たち人間にとって正しい呼吸の回数があるという話をご存知ですか?それは1分間に15〜20回といわれています。深く呼吸ができ、酸素を体中にしっかり行き渡らせるのに最適な回数とのこと。

実は、「住まいの呼吸」つまり換気にも最適な回数があるのです。国土交通省の定める「次世代省エネルギー基準」適合住宅では気密・断熱性能だけではなく、換気に関する基準も設けられています。

それによると、空気環境を清潔に保つために、0.5回/時、つまり2時間に1回のサイクルで家全体の換気がなされることが、クリアすべき条件になっています。一日に換算すると計12回、住まいの空気がすっかり入れ替わる。それが健康で快適に暮らすために必要な換気量の目安というわけなのです。

快適な空気環境を生み出すには?

必要な換気量は居室ごとの窓をこまめに一定時間開け閉めすることで確保できます。でも、単純に考えても1日に12回それを実行することは大変です。そこで、家づくりの段階で窓の位置にひと工夫。とても効率のよい換気ができます。

できれば居室ごとに窓は2面、部屋の対角線上に設定しましょう。スムーズな空気の流れにより大量の空気が一度に入れ換わります。同様に、住まい全体として各階ごと対角線上に窓を設定すると、風の通り道ができて大きな換気効果があります(開閉式の天窓を設けるのもよいですね)。

また、「計画換気システム」を自然換気と併用することも非常に有効。機械的に強制換気を行うため、住まいにゆるやかな空気の流れをつくり、適切な換気量を維持することができるのです。日本の住宅は高気密で省エネ効果が高い。その分室内空気も汚れやすいので充分な換気が大切なのです。

ところで、発音にあまり腹式呼吸を使わない日本語を話す私たちは、呼吸が浅くなりがちなんですって。家も私たちも「深呼吸」をこころがけ、いつまでも健康でいたいものですね。

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2.住まいと睡眠

室内環境が眠りの質に影響を与えます。

何かと忙しい日々の中、「充分な睡眠が取れていないなぁ」と感じている方も多いのではないでしょうか?充実した眠りを手に入れるには、睡眠に適した室内環境をつくることが大切。特に温度は眠りの質を大きく左右します。暑さや寒さでなかなか寝付けなかった経験はどなたにもありますよね。皆さんは睡眠に最も適した温度があることをご存知でしょうか?

熟睡に最適な室内温度があります。

もちろん個人差もありますが、夏期においては25℃前後(冬期13℃前後)がいちばん熟睡できる室内温度だといわれています。ある実験によると、目覚めた時の満足感・爽快感は25℃の環境で眠った人たちに最も多く、28℃まではまずまずの満足感を得られる割合が高かったとのこと。

しかし、それ以上になると身体を頻繁に動かす浅い眠りが目立つようになり、目覚めた後も眠気やだるさを訴えるケースがたいへん多かったということなのです。それでは、どうすれば充実した眠りをもたらす25℃に近い室内環境が実現できるのでしょうか?

暑さを防いで、よく眠れる家にするには?

ここで意外と大事なのが昼間の日射対策。夏場、特に西側の窓はほぼ垂直に陽射しを受け、そこから侵入する熱エネルギーはなんと1m²あたり電気ストーブ1台分と同じともいわれています。さらに、高気密住宅ではこの熱エネルギーをより室内に溜めこんでしまいやすく、夜の寝苦しさの大きな原因になります。この不快さを防ぐ秘訣は窓の外側で日射を遮ること。

窓の内側のカーテンなどで防ごうとしても、実は50%以上の日射熱が室内に侵入して篭ってしまうのです。しかし、窓の外側にスクリーンなどを設ければ、約70%もの日射熱をシャットアウト。うだるような暑さも緩和できます。 また、家自体の断熱性能が低ければ冷暖房のロスが大きいため、設定通りの室温になりにくく、外気温に眠りを妨げられがちに。

そこで外壁や屋根、床下などにおける断熱材の使い方がとても重要です。適所に隙間なく、しっかり施工されているかどうかでその効果は全く違うものになってしまうのです。この2点に気をつければ冷暖房の併用により、効率よく快適な室内環境を実現できる住まいに近づくでしょう。

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3.住まいと明かり

暗い室内は健康の大敵。

かのナイチンゲールは、「暗い家は、間違いなく不健康な家である」という言葉を残しているそうです。日光には細菌を殺したり、血圧や血糖を低下させるなどといった、私たちの健康に欠かせない多くの効果があるとのこと。

また、充分な明るさがない中で暮らしのさまざまな営みをすることは、視力に悪い影響を及ぼす上、家事などの効率が悪くなることで思わぬストレスの原因になるといわれています。皆さんは、居室それぞれの使い方によって確保したい明るさの'めやす'があるということをご存知でしょうか。

部屋ごとに最適な明るさがあります。

明るさはルクス(lx)という単位で表されます。例えば読書をするのに適した環境をつくるには500ルクスは必要であるといわれています。キッチンで料理をするには、200〜500ルクス。編み物や裁縫など細かい作業をする部屋には1,000〜2,000ルクス程度が必要とのこと。ちなみに、20Wの蛍光灯は約300ルクスの明るさです。

もちろん、夜間には適切な照明の設置でこれらの明るさを確保することが大事。でも、日中は戸外の明るさに目が慣れている分、照明だけでは暗さによる不快感を伴いやすく、周囲との明暗の差による目の疲労度も大きいといわれます。では、採光によって快適な明るさを得るにはどうしたらよいのでしょうか?

居室の用途・広さで決めたい、窓の大きさ。

子供部屋なら、お子さんがそこで本を読んだり勉強をするのですから500ルクスは欲しいところ。例えばそこが6帖の広さなら、おおよそ5m²以上の大きさで窓を設けましょう。目安としては掃出し窓(高さ1.8m×幅1.7mとして)を1ヶ所と、腰窓(高さ1.2m×幅1.7mとして)を1ヶ所設ければ、日中には500ルクス以上の明るさが行きわたる健康的な環境になるでしょう。

これがリビングの場合、同じ5m²分の窓を設けても、20帖ほどの広さまで必要な明るさを確保できるといわれています。なぜなら、お話や団らんを楽しむ空間としては、200ルクスもあれば不快さやストレスを感じにくいからです。つまり、居室の大きさだけではなく、そこは何をする部屋なのかということも考えながら窓の大きさや数を設定することが大切なのです。

とはいえ、建設地の条件によって、思うように窓が設けられない場合もあるでしょう。そこで、真上に居室などがない場合ならトップライト(天窓)を有効に設置しましょう。トップライトには壁に設けた同じ大きさの窓に比べ、3倍の採光効果があることが建築基準法にも定められているほどなのです。

また、プライバシーを守るために通常の高さで窓を設けにくい場所などには、ハイサイドサッシがオススメ。上手に視線を逃がしながら充分な明るさを得るのにとても効果的です。毎日を暮らす住まいなのですから、暗くてストレスを感じるような環境ではいけません。工務店と相談しながら窓の設定を工夫して、明るさを満喫できる気持ちよい住まいにしたいですね。

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4.住まいと音環境

健康によい音環境とは。

洗濯機の回る音や飼い犬の鳴き声、家族がおしゃべりをする声…。私たちの暮らしのなかには実にさまざまな音があふれていますね。周囲があまりに静まりかえっている状況よりも、ある程度の音に包まれている方が身体やこころの健康には適しているといわれています。

でも、意識していなくても耳にするだけで不安感や精神的ストレスなどをもたらし、また一定以上の大きさで聞きつづけると身体の変調まで引き起こしてしまう音もあるのです。では、私たちに最適な音環境をつくるにはどうしたらよいのでしょうか?

ストレスを感じさせない音の「強さ」があります。

ストレスを感じず快適に聞くことができる音の「強さ」。その目安は40〜50dB(デジベル)といわれており、イメージとしては郊外の住宅地や静かなオフィスがあてはまります。もし、幹線道路に面している(約70dB〜)などといった騒がしい場所に住まいがある場合には、外部からの音を低減することが大事です。

また、お隣の家との距離が近いといった場合には、逆に家の中からの音をもらさない配慮が大切になります(テレビの音や会話が70dBほどになることもあるのです)。どちらの場合にも、外壁の厚さはなるべく15cm以上に設定し、開口部には防音サッシを採用するなどといった処置をすることが望ましいでしょう。

立地条件によって遮音性の重要さも異なります。特にこれらのような環境にある住まいでは、適切な工夫で家の中、外どちらにもストレスのない音環境にしたいものです。

音の「種類」を意識して快適な住まいに。

音にも「種類」があるということをご存知ですか。「音」とは空気の振動が波になったもの。その音によって1秒間に生じる空気の振動回数のことを周波数といい、Hz(ヘルツ)という単位で表されます。木の葉のそよぐ音や虫の声など、自然界に多い周波数2万Hz以上の音は「超高周波音」と呼ばれ、大きなリラックス効果があることが知られています。

逆に、100Hz以下であるものは「低周波音」と呼ばれ、実はこの領域にあるものがストレスや不眠、頭痛などの原因にもなる種類の音といわれているのです。

残念なことに、低周波音にさらされがちなのが現代の世の中。例えば、自動車が高速道路を通過する音やアイドリング音、工場・工事現場の音などがそれに当たります。これらの音が身近にある立地環境の住まいでしたら、先ほどご紹介したような対策がさらに必要となります。しかし、これら屋外の音だけが低周波音なのではありません。本当は住まいの中にも、低周波音は満ちているのです。

冷蔵庫のモーター音が耳についてイライラという経験はありませんか。実はこれも低周波音のひとつ。ほかにもエアコンのコンプレッサーやパソコン、脱水時の洗濯機など家庭にある多くの家電製品から発生しています。住まいづくりにおいて考えたいのは、これらをやすらぎの場から離して設置できるようにしておくこと。例えば、洗濯機置場が壁をはさんで寝室とすぐ隣り合わせになるような配置はできるだけ避けたいものです。

また1階に寝室があるような場合、エアコン(2階で使用するものも含めて)の室外機をなるべく寝室の近くに設置しないなどといった工夫をしましょう。それから、住まいの構造や素材の設定がとても大切。特に木には、コンクリートや鉄などと比べて、室内の低周波音を吸収して低減させる大きな効果があることがわかっています。

木造住宅が好ましいことはもちろんですが、内装にも工夫をしたいところ。露出させた梁や柱、ムク材の腰壁など、木を使ったものをふんだんに採り入れることで、それらの音の影響を大幅に軽くすることができるのです。

健康にとって好ましくないとはいえ、私たちの生活から騒音や低周波音を切り離してしまうことはできません。むしろ、それらと上手につきあっていけるように住まいづくりの段階からよく考えましょう。そして、快適で健康的な音環境の住まいを実現したいですね。

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5.住まいとシックハウス

シックハウスって?

シックハウス、正しくはシックハウス症候群といわれ、住宅が原因と考えられているめまいや頭痛、吐き気などの症状の総称です。新築病ともいわれているように、新しく住まいを建てて暮らし始めた時に症状を訴えるケースが多いといわれています。その原因としては、塗料などに含まれている揮発性有機化合物(VOC)、家具や合板、壁紙などの接着剤に使われているホルムアルデヒドなどが考えられています。

シックハウスを防ぐには?

低ホルムないしノンホルム建材を選ぶ

まず、シックハウスの原因とされている有害物質のホルムアルデヒドの放散量が少ないか、まったく含まない建材を使うことです。日本農林規格(JAS)や日本工業規格(JIS)では、ホルムアルデヒドの放散量に対して一応の安全基準を決めていますのでチェックしておくとよいでしょう。もちろん工事を依頼する際には、「低ホルムないし、ノンホルム建材などを使った健康住宅に」とはっきり伝えましょう。

家具などにも注意する

ホルムアルデヒドやVOCは新しい家具からも放散していることがあります。その場合にはお湯で絞った雑巾で、扉や引き出しなどをよく拭き取り、同時に全部開け放しにして風通しのよい場所で乾かすようにします。

換気に気を付ける

ホルムアルデヒド等の有害物質を含んだ接着剤や塗料などは、かなり以前から使われてきました。それがさして大きな問題とならなかったのは今ほど住宅が高気密化していなかったからです。通常、家には多少の隙間があり、そこから自然に空気の流出入があって自然換気が行われていたからです。

現在の家づくりは省エネルギーの観点から、高気密・高断熱化が進み、窓を開けるなどしない限り換気不足になりがちです。特に高性能住宅の場合、計画的(強制的)に換気をすることが大切です。換気の際には、室内の汚れた空気がスムーズに放出できるように通気経路を確保するようにします。

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